新嘗祭献穀田御田植式・粟播種式 今治市で12年振り







6月15日、新嘗祭献穀田御田植式と粟播種式が管内で行われました。
今治市での開催は12年振り。

愛媛県東予地方局の客本宗嗣局長や今治市の徳永繁樹市長をはじめ、
行政や同町内市議会議員、JAおちいまばり関係者らが出席しました。




御田植式の献穀者は、今治市菊間町の松田博泰さん。
松田さんのお孫さんら5人が早乙女姿に身を包み、献穀田約7㌃に愛媛県オリジナル品種「ひめの凜」の苗を手植えしました。




参加者らは植え付けを見守りながら、豊作を祈願しました。






粟播種式の献穀者は、同市朝倉の岡本賢治さん。
岡本さんを含む関係者らが、粟「富郷在来」を播種しました。





松田さんと岡本さんは「宮中新嘗祭に献穀できることは、今治市や愛媛県の農家の代表として非常に光栄なことです。実りの秋が迎えられるよう、今までの農の心と技を活かし、全力を尽くして栽培したい」と参加者に意気込みを伝えました。




みなさんは、“新嘗祭”ってご存じでしたか?
新嘗祭とは、天皇が県内各地の新穀を神にお供えし、
稲の収穫に感謝するとともに豊穣を祈る式典で、毎年11月23日に行われています。



10月上旬に抜穂式を行い、収穫。
10月下旬に行われる献穀式で、収穫した精米1升と精粟5合を宮中に収めます。
その後、11月23日の新嘗祭で天地の神に供えられます。

無事に実りの秋が迎えられますように・・・!




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