JAおちいまばりは新規就農者研修や優良農地の維持・確保と耕作放棄地を解消するため、県内初となる出資率50%を超える農業生産法人株式会社「ファーム咲創」を設立しました(JA出資率99%)。
管内は農家の高齢化や遊休農地の増加により、地域の農地と担い手対策が喫緊の課題とされています。JAでは昨年、地域農業の課題を整理するために管内全域62箇所を2ヶ月間にわたって巡回し生産者と意見交換会をおこなったところ、将来の地域農業に不安を抱えている声が多く寄せられました。
そこで地域農業振興に取り組むJA出資型法人を行政・県中央会などと協力して設立することを決定。今年4月には経営管理委員会で同法人設立の承認を得て、管内朝倉地区をモデル地区と設定し、法人運営を8月1日にスタートしました。
「咲」は、つぼみがほころびること、ニコニコと笑うこと。これからの担い手という種をまき、花を咲かせる。地域農業に、新しい形の種をまき、花を咲かせる。地域と共に笑いあえる明るい未来の種をまき、花を咲かせる。
「創」は、新しいものを初めてつくり出すこと。「これからの人材を育てることでのヒトづくり」「安心して食べてもらえるモノづくり」「農業から発信する地域のミライづくり」
年間5人程度、2年間法人の社員として雇用します。農業技術やノウハウの習得(国補事業を活用)を行います。法人関係者以外も研修カリキュラムに参加できるなど、開かれた運営を行います。
地域農業者の多様なニーズに対応した農作業の支援を行います。
JAが一時保有する農地の有効活用(保全含む)と、新たな営農類型の確立をめざした農業の経営。農産物の生産・加工・販売まで一貫した農業生産をめざします。