復活への第一歩!再編復旧園地で植樹開始




2018年7月の西日本豪雨。
被災した今治市上浦町では、愛媛県や今治市、地元農家らの協力のもと、災害に強く生産性の高い園地への再建を進めてきました。
そして今年、完成した園地でのかんきつ苗木の植栽がいよいよ始まりました。


3月14日、盛地区の再編復旧園地で植栽開始のセレモニーと現地見学会を開きました。
愛媛県東予地方局や今治市、JAの役職員のほか、新規就農サポート事業の研修生や地元農家ら約50人が参加しました。
代表者がかんきつ苗を植え付けるのを見守りました。



JAからは、新規就農サポート事業の研修についての説明、
愛媛県東予地方局今治支局からは、園地整備の計画について紹介がありました。


現在、上浦町では3地区(計6.8ha)で園地整備を進めています。
整備完了後の園地には、愛媛果試第28号(紅まどんな)・第48号(紅プリンセス)、レモン、「瀬戸の晴れ姫」として同JAでブランド化しているはれひめなど、収益性の高い品種が植え付けられる予定です。


園地は、気温や土壌水分などの園地状況を遠隔で確認したり、自動で灌水できるシステムを整備します。
また、草刈りロボットや農業用ドローンなど、スマート農業を導入予定。
”未来型果樹園”として、作業効率を上げて省力化を目指します。

JAが担い手として管理し、今後は新規就農者の研修や実証園として活用していきます。




今回植え付けを行った盛地区の園地は、海の見えるとっても素敵な場所なんです。
豪雨災害から5年半。多くの方々の協力を得て、やっと踏み出すことができた第一歩です。
今後も行政・地域との連携をしながら、地域の発展に向けて進んでまいります。